特徴
一次調整力において、サンプリングから調整終了までかかる時間は30-50msで、グリッドの周波数調整に役立ちます。
制御とデータ採集を二つのネットワークに分離する仕組を採用し、制御コマンドの迅速的な実行を確保します。
光ファイバーの環状ネットワークとマスター/スレイブのバックアップ方式の設備を採用し、システム全体の安定性や信頼性を確保します。
システムの各設備は、IEC61850の通信認証に準拠します。制御システム内部はIEC61850に従って、通信を行います。
BMS/PCSデータ採集間隔は5sで、1-2年間のデータは保存できます。故障が発生した場合の故障分析を確実に可能にします。
リソースアグリゲータから送った容量市場/三次調整力/JEPXなどの計画した入力/出力曲線を取り入れ、その曲線に基づいて定時的な系統入/出力制御を行います。
リソースアグリゲータとの間に使用できるプロトコル:IEC101 / IEC104 / MODBUSTCP / DNP3.0 / IEC61850 などは対応可能。また、リソースアグリゲータの仕様に従って通信プロトコルをカスタマイズすることも出来ます。
主要用途
収益の向上
各電力市場への参入
系統安定化を実現
出力制御対策、周波数変化抑制対策
脱炭素社会への貢献
再エネ電力の有効活用
防災対策
ブラックスタート

系統用蓄電池システム全体構成図

リソースアグリゲーター(RA)
需給管理、計画提出、指令統合、EMSへの制御指令、応動実績管理
アグリゲーターGW
リソースアグリゲーター(RA)とEMSとのデータ交換
EMS
蓄電池システムの監視、保護、充放電及びリソースアグリゲーター(RA)との通信
例:2MW/8.14MWh高圧系統用蓄電池システム

キュービクルは顧客所掌
物流の最適化
蓄電池、PCS等がパッケージ化されているので、従来の10-20ftコンテナ型と比較して、大幅に物流の効率化が図れます。
案件によって詳細な条件を判断したうえで、対応できない場合もございます。
